ゲド戦記

月曜日はオンデマンド授業ひとつしかないので、朝から時間の許す限り映像作品を観ることができます。
見た作品の感想を随時記録として残していこうと思います。


しかし、あくまで私個人の感想のため、「こういう考え方もあるんだ」くらいで読んでください。
また、ネタバレを含む可能性があるため、まだ観ておらずネタバレされたくないという人は今すぐ閉じてください。


今日はまず、『ゲド戦記』を観ました。
「命」をテーマに、人間と自然、人間同士の関係はどうあるべきかが描かれていました。


作中の世界で伝染病が流行っており、現在の状況と通ずるものがありました。
しかし、作中ではこれを「均衡」を保つためのことだとし、僕も共感しましたが、声を大にして言っては医学への冒涜になってしまう気もしました。


この「均衡」を人間が破壊してしまっている。
これに関してこれまで思っていたことがあります。
利潤を求める企業がエコと称して自然を破壊しながら経済活動を平然とやっているということです。
経済規模が大きければ大きいほど一人一人の意思が通りにくいのは仕方ないですが、本心でもないのにアピールポイントとして謳っていることに嫌悪感を覚えてしまいます。
以前、「営業はいらないものをいかに売りつけるかという仕事だ」ということを聞いて、働くって大変だなと感じたのを思い出しました。


だからといって、諸々の環境問題を解決する明確な対策はないままで、経済的または法的に権力を持っているものが有利になるようになっており、どうしようもない。
グレタさんが声を上げて抗っていたが、予想通り結局何も変わらなかった。
唯一私にできることは、個人的に環境破壊をできるだけしないことくらいだと思います。


また、死への不安や恐怖にどう向き合うか描かれていました。
それに対して永遠の命を求めたり自ら命を絶つのではなく、死を意識することで終わりのわからない生を全うするべきだとしていました。


やりたいことをやりきるまでは何としてでも行きたいと、改めて思いました。

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